ヨーロッパで行われる最大の産業用画像機器関連の展示会であります <VISION2007> を見学するために、JIIAではツアーを企画し、25名の方に参加して頂き、11月4日に日本を出発し、フランクフルトへと向かいました。
フランクフルトに到着した翌日に、シュツッツガルトへ向かう途中にあります古城と学生の街でありますハイデルベルグに寄り、晩秋の美しい紅葉と学生食堂でのドイツ料理、ビールを堪能しました。4時間程の観光ではありましたが、ツアーに参加された方達の心も、すばらしい景色を前に溶けるように、参加者同士の交流も少しずつ、始まっていきました。
この日は夕方からEMVA主催のパーティー Vision Nightが行なわれ、展示会の搬入を終えた人達、翌日からの展示会を見るために世界中から集まった人達と一緒にドイツの雰囲気と展示会の前夜祭の雰囲気を味わいながら、楽しい夜を過ごすことができました。
11月6日〜8日の3日間の展示会は、今年の秋にオープンした新しいシュツッツガルトのメッセ会場で行われ、昨年より展示会場も広く、出展社も約300社程あり、各ブースもゆったりしたスペースを取りながら、日本の展示会とは、また、違った雰囲気で行われました。
カメラメーカーの出展としては、IEEE1394、GigEVision、カメラリンクなどのデジタルインターフェースの展示が中心ですが、どのブースも新製品を見せつつ、商談スペースをゆったりと取って、来場者の方と話をしながら、自社の製品の機能、自分たちのモノづくりへの品質方針など、来場者とのコミュニケーションを大事にしながら、話を進めていくというスタイルを取っているようです。
日本のメーカーも自社ブースで出展していたり、ヨーロッパの代理店のブースで出展していたりとかなりのがんばっていらしたと思います。
展示会場内に、オープンセミナー会場が設立され、出展社の製品セミナーだけではなく、ヨーロッパ、北米の画像処理ソフトウェアメーカー、画像入力ボードメーカーの開発担当者、マーケッティング担当者を集めて、今後の産業用画像処理の行方などをディスカッションするというテーマで、オープンセミナーが開催されていました。
また、JIIAとしては、JIIAのブースを設立し、JIIAの活動報告を展示し、出展社、及び、来場者の方でアジアマーケットに興味がある方達へのPR活動を行いました。数社の方がいらっしゃり、JIIAへの興味や日本での画像処理市場がどうなっているのかを聞かれていく方もいらっしゃいました。
技術的な活動としては、JIIAのレンズ分科会が会場内の会議室にてワークショップを行い、30名以上の方が集まって、JIIAで進めているレンズの規格について、熱い議論を交わすことができました。3日目には、カメラリンク、GiGEのAIAの会議があり、JIIAの各分科会から参加をしています。また、展示会終了の翌日には、AIA、EMVA、JIIAの三つの協会によるG3サミットが開かれ、岡代表理事をはじめ、3名が参加しています。
シュツッツガルトを飛行機で発ち、一路、ハンブルグに向かいましたが、あいにくの大嵐と鉄道のストの中、バスに乗り換えてカメラメーカーであるBasler社へと向いました。
Basler社では、会社の設立から今日に至るまでの経緯をCEO自ら、説明して下さり、その後、2班に分かれて工場内を見学させて頂きました。
Basler社は、もともとシステム設計を手がける会社として設立したこともあり、今でもLCDパネル検査機などの大型の検査装置やDVD検査装置などを作っていますので、実際にそのシステムが調整、稼働している所を見せて頂きました。また、10年前に開発、販売を始め、急速にシェアを延ばしているカメラの調整機構も見学させて頂くことができ、ツアー参加者の中からは、その都度、質問が出され、興味深く、とても有意義な視察をさせて頂きました。
工場見学が終わった後、Basler社が用意して下さった軽食を戴きながら、開発設計担当の方達も交えて、和やかにより深い技術交流を行うことができました。その頃には嵐も収まって、きれいな夕焼けを見ながら、ハンブルグの市街へ向いました。
最終日はハンブルグからフランクフルト経由で日本へ向かいましたが、出発時間までドイツ第2の都市であり、最大の港町であるハンブルグを各自で観光し、最後までドイツを満喫し、全員無事に帰国致しました。