標準化委員会について


委員長 :中沢秀樹((株)ジェイエイアイコーポレーション)
副委員長 :五十嵐和弘((株)日立国際電気)
JIIA内の標準化活動としては、その活動の中で業界標準と成り得る技術仕様の策定をし、その仕様を規格化する事、さらに規格化した仕様の啓蒙活動をする事がその大きなミッションとなります。

(1)標準化作業分科会の設立
標準化委員会はその傘下に、標準化を図る仕様毎に、標準化作業分科会およびサブワーキンググループ(以降、ワーキンググループと総称します)を必要に応じて設立し標準化作業を推し進めます。

(2)標準化委員会の開催、及びワーキンググループ間の調停
各標準化分科会の主査で構成される標準化委員会を組織し、定期的な会議を開催して各分科会間の協調を図ります。それぞれのワーキンググループは専門知識を持ったスペシャリストで構成され、標準仕様の策定、啓蒙活動の推進を行っていくわけですが、標準仕様策定に際しては、各ワーキンググループ間で連携して標準化を図るケースも出てきます。例えば照明分科会、レンズ分科会、カメラ仕様表示標準化分科会などの今後の活動ではその活動が相互に影響し、協調を図る場面が出てきます。この様な各ワーキンググループ間の協調作業も標準化委員会で調停していくことになります。
現在、標準化委員会傘下にはデジタルインターフェース分科会、カメラ仕様表示標準化分科会、照明分科会、レンズ分科会の4つの分科会と、さらにデジタルインターフェース分科会の中に4つのサブワーキンググループがあり、実質7つのワーキンググループが産業用カメラ及び周辺機器に関わる様々な仕様の検討や標準化を進めております。

■ GigE/GenICam分科会
主査:小嶌勉((株)エーディーエステック)
AIA(Automated Imaging Association)で仕様の標準化を推し進めているギガイーサネットにフォーカスした産業用カメラインターフェース『GigE Vision』をJIIAでも産業用カメラの一つのインターフェース仕様として追認する事を前提として、『GigE Vision』規格の仕様の確認作業を進めております。今後応用製品のマーケットへの紹介や、市場からの要求を下にJIIAとしてAIA内 GigE Vision Committeeへの追加仕様の提案を図っていくことになります。

■ 次世代インターフェース分科会
主査:川上誉(株式会社グラフイン)
JIIAオリジナルの産業用カメラインターフェース仕様の策定をミッションとしたワーキンググループです。数年後にリリースする事を見据え、周辺機器の技術革新にも耐え得る仕様の策定を目指しています。仕様の国際規格化、国内外への仕様の啓蒙活動も将来的には行う事になります。

■ カメラ仕様分科会
主査:安田雅則(東芝テリー株式会社)
産業用カメラ及び周辺機器のアナログからデジタルへの移行が進んでおりますが、特にデジタル機器においては性能仕様表示や言葉の定義、また性能測定方法が各社各様で、お客様の比較検討やシステム設計の際にご不自由を掛けるケースがございます。この様な状況を踏まえて、カメラ仕様表示標準化分科会では性能仕様表示や言葉の定義、また性能測定方法の指標を策定し業界内の標準化を推進するワーキンググループです。

■ 次世代カメラプロトコル分科会
主査:中曽根慶継(東芝テリー株式会社)
次世代インターフェース分科会と連携し、パケット方式のインターフェースを物理層の如何にかかわらず共通化することを目的とする分科会です。先ずはIIDC Ver.2.0をIEEE1394用に開発しこのプロトコルをベースに他の物理層でも使えるものとする計画で活動していきます。JIIA 会員はもとより全世界のIIDCメンバーも加わって活動していきます。

■ 照明分科会
主査:増村茂樹(シーシーエス株式会社)
照明インターフェース、制御方法、光源など各社各様の様々な仕様があり、システム設計において、被写体に最適な照明を選択する事は熟練のシステムインテグレータでも悩むケースが多いかと思います。この様な問題の改善を図り、産業用カメラ用照明に関する提案や仕様の標準化を推進するワーキンググループです。

■ レンズ分科会
主査:山口裕(東芝テリー株式会社)
産業用カメラ用レンズに関する標準化を推進するワーキンググループです。ここ数年の傾向として、高画素のエリアセンサ及びラインセンサを採用したカメラが多くなってきていますが、ロバスト性や、使い勝手の面でより優れた仕様の提案や標準化を推進していきます。また同様に小径レンズに関しても同様の標準化の提案をしていく事になると思います。
照明やレンズに関する標準化ワーキンググループはAIA、EMVAには無い事もあり、業界初の標準仕様の提案を発信するという大きな役目も担っております。
JIIA標準化委員会は標準化に関して、AIA、EMVA、他国内外の標準化団体と協調を図り、相互に補う形で標準化活動を効果的に推進して行くことを目指して活動を行っていきます。